ネイピア数\( e \)、虚数単位\( i \)
自然対数の底であるネイピア数\( e \)や虚数単位\( i \)は、数式形式の中にアルファベットの「e」や「i」を入力すれば表示できます。
・入力例
自然対数の底は\( e \) 虚数単位は\( i \)
・表示結果
自然対数の底は\( e \)
虚数単位は\( i \)
ギリシア文字\( \alpha,\beta,\gamma,\omega, \theta,\pi \)
ギリシア(ギリシャ)文字の\( \alpha,\beta,\gamma,\omega, \theta,\pi \)などは
\alpha \beta \gamma \omega \theta \pi
のように入力します。
・入力例
\[ \alpha,\beta,\gamma,\omega,\theta,\pi \]
・表示結果
\[ \alpha,\beta,\gamma,\omega,\theta,\pi \]
演算子
\( + \)や\( = \)といった記号はそのまま入力すれば表示されますが、\( \times \)や\( \div \)といった記号は専用のコマンドが用意されています。
・入力例(プラス、マイナスなど)
プラス:\( + \) マイナス:\( - \) プラスマイナス:\( \pm \) かける:\( \times \) かける:\( \cdot \) 割る:\( \div \) 余り:\( \cdots \)
・表示結果
プラス:\( + \)
マイナス:\( – \)
プラスマイナス:\( \pm \)
かける:\( \times \)
かける:\( \cdot \)
割る:\( \div \)
余り:\( \cdots \)
・入力例(イコール、不等号など)
イコール:\( = \) ノットイコール:\( \neq \) 小なり:\( < \) 大なり:\( > \) 小なりイコール:\( \leq \) 大なりイコール:\( \geq \) 合同:\( \equiv \)
・表示結果
イコール:\( = \)
ノットイコール:\( \neq \)
小なり:\( < \)
大なり:\( > \)
小なりイコール:\( \leq \)
大なりイコール:\( \geq \)
合同:\( \equiv \)
※相似記号「∽」はlatexのコマンドにありません(欧米では、「\( \sim \)」が使われています)。
矢印
・入力例
\( \to \) または \( \rightarrow \) \( \Rightarrow \) \( \gets \) または \( \leftarrow \) \( \Leftarrow \) \( \leftrightarrow \) \( \Leftrightarrow \)
・表示結果
\( \to \) または \( \rightarrow \)
\( \Rightarrow \)
\( \gets \) または \( \leftarrow \)
\( \Leftarrow \)
\( \leftrightarrow \)
\( \Leftrightarrow \)
記号
・入力例
無限大:\( \infty \) 角:\( \angle \) 三角形:\( \triangle \)
・表示結果
無限大:\( \infty \)
角:\( \angle \)
三角形:\( \triangle \)
角度(度数)\( ^{\circ} \)
角度を表すには、上の添字と丸を表す
\circ
を組み合わせて入力します。
・入力例
\[ 30^{\circ} \]
・出力結果
\[ 30^{\circ} \]
ベクトル
1文字だけの場合は
\vec{文字}
2文字以上の場合は
\overrightarrow{文字}
と入力します。
・入力例
\[ \vec{a} \] \[ \overrightarrow{AB} \]
・表示結果
\[ \vec{a} \]
\[ \overrightarrow{AB} \]
また、2文字以上の場合、イタリック体よりも
\mathrm{文字}
を使ってローマン体で表示するときれいです。
・入力例
\[ \overrightarrow{AB} \] \[ \overrightarrow{\mathrm{AB}} \]
・表示結果
\[ \overrightarrow{AB} \]
\[ \overrightarrow{\mathrm{AB}} \]